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【初心者必見】ソイプロテインとホエイプロテインの5つの違いと目的別おすすめ
2023年11月18日
今回はダイエットのプロがホエイプロテインとソイプロテインの違いについてご紹介します。
ソイプロテインとホエイプロテインとは?

プロテインと一口に言っても、その種類はさまざま。中でも「ソイプロテイン」と「ホエイプロテイン」は、代表的な2種類として多くの人に利用されています。どちらもたんぱく質補給に優れた効果を持ちますが、原料や栄養面、効果の違いを理解することで、自分に合ったプロテインを選ぶことができます。ここではまず、それぞれの基本的な特徴について解説していきます。
ソイプロテインの基本情報
ソイプロテインは、大豆を原料とした「植物性たんぱく質」です。大豆に含まれるたんぱく質を抽出・加工して作られており、脂質が少なく、コレステロールゼロという点が特徴です。
最大のポイントは、ゆっくりと体内に吸収される「持続性のあるたんぱく質」であること。これにより、長時間にわたって体内のアミノ酸レベルを安定させる効果があり、食事と食事の間のたんぱく質補給や、就寝前の摂取に向いています。
また、女性ホルモンに似た働きを持つ「イソフラボン」が含まれているため、美容やホルモンバランスを意識する女性に人気があります。
植物由来で乳製品を使用していないため、乳糖不耐症やビーガンの方にも適したプロテインです。ホエイプロテインの基本情報
ホエイプロテインは、牛乳に含まれる「動物性たんぱく質」の一種です。チーズやヨーグルトを作る過程で分離される「ホエイ(乳清)」から作られています。たんぱく質の吸収スピードが非常に速く、筋肉の合成をすぐに促進する効果があるため、特に筋トレや運動後の栄養補給に最適とされています。
アミノ酸スコア(たんぱく質の質を示す数値)が非常に高く、筋肉を構成する必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。特に筋肉合成に重要なBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)の含有量が多いため、筋肥大や回復を目的とする方に人気です。
ただし、乳製品が原料のため、乳糖不耐症の方には向かない場合があります。その場合は、ホエイでも「WPI(ホエイプロテインアイソレート)」と呼ばれる乳糖を極力除去したタイプを選ぶとよいでしょう。
ソイプロテインとホエイプロテインの5つの違い

プロテインといえば「ソイ」と「ホエイ」がよく知られていますが、実はこの2つ、かなり特徴が違います。ここでは、はじめての方にもわかりやすいように、5つのポイントで違いを比べてみましょう。1. 原料のちがい(植物性 vs 動物性)
ソイプロテインは大豆から作られた植物性のプロテイン。
ホエイプロテインは牛乳から作られた動物性のプロテインです。ソイは乳製品を使っていないので、ビーガンの人や乳製品が苦手な人にもおすすめ。
ホエイは、筋肉をつくる栄養がしっかり入っているので、筋トレや運動をしている人に人気です。2. 体に吸収されるスピード
ホエイプロテインは「吸収が早い」タイプ。飲んでから30分〜1時間ほどで体に取り込まれます。
そのため、トレーニング後など、すぐに栄養を届けたいときにぴったり。ソイプロテインは「ゆっくり吸収される」タイプ。
満腹感が長く続くので、間食代わりや寝る前に飲むのがおすすめです。3. たんぱく質の量と栄養のバランス
ホエイは「たんぱく質が多く、筋肉を育てやすい」タイプ。
とくに筋肉づくりに欠かせない「BCAA」という成分がたっぷり入っています。ソイも良質なたんぱく質ですが、ホエイに比べると少し控えめ。
ただし、大豆由来の「イソフラボン」など、美容や健康にうれしい成分が含まれています。4. おなかへのやさしさ・アレルギー
ホエイは牛乳が原料なので、乳糖不耐症の人(牛乳でお腹がゴロゴロしやすい人)は注意が必要です。
「おなかに合わないな」と感じたら、乳糖を減らした「WPIタイプ」がおすすめです。ソイは植物由来なので、乳製品が苦手な人でも飲みやすいです。
ただし、大豆アレルギーの人は避けましょう。5. 味や価格のちがい
ホエイは甘くて飲みやすいフレーバーが多く、初心者にも人気。バニラやチョコなど種類も豊富です。
ソイは少し粉っぽさや豆っぽさを感じることもありますが、最近は味が改良された製品も増えてきました。価格は商品によりますが、ソイの方が少し安めな傾向があります。
まとめ:ソイとホエイ、どっちを選べばいい?
- 筋肉をつけたい・トレーニング後に飲みたい人 → ホエイプロテイン
- 美容や健康重視・満腹感をキープしたい人 → ソイプロテイン
自分の目的に合ったプロテインを選ぶことで、効果がグッと高まりますよ。
目的別|ホエイとソイ、どっちを選ぶべき?

プロテイン選びは、ただ「飲めばOK」ではありません。大事なのは自分の目的に合ったタイプを選ぶこと。ここでは、よくある目的別に「ソイ」と「ホエイ」、どちらがおすすめかを解説します。筋トレ・バルクアップしたい人におすすめなのは? → ホエイプロテイン
筋肉を増やしたい、トレーニングの効果を高めたいという人には「ホエイプロテイン」が断然おすすめです。
ホエイは吸収スピードが速く、トレーニング後すぐに筋肉へ栄養を届けられるため、筋肉の合成を効率よくサポートしてくれます。
また、筋肉づくりに欠かせない「BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)」が豊富なので、筋トレ勢にとっては非常に心強い存在です。・筋肥大を目指す
・ボディメイクを本気でやっている
・短期間で結果を出したい
そんな方にはホエイ一択です。ダイエットや美容目的に向いているのは? → ソイプロテイン
脂肪を落としたい、キレイに痩せたいという方には「ソイプロテイン」がおすすめです。
ソイは植物性で脂質が少なく、吸収がゆっくりなため腹持ちがよく、間食防止にも◎。さらに、大豆イソフラボンが女性ホルモンに似た働きをするため、美容やホルモンバランスを整えたい人にも向いています。
・ダイエット中の空腹を抑えたい
・美肌や健康も意識したい
・カロリーはなるべく抑えたい
そんな方はソイを選ぶとよいでしょう。女性に人気のプロテインはどっち? → ソイプロテイン(ただし目的による)
女性に人気が高いのは「ソイプロテイン」です。
理由は、ホルモンバランスを整えるイソフラボンや、カロリー・脂質が少ないヘルシーな印象があるからです。肌や髪にうれしい栄養素も含まれており、「飲む美容サポート」として選ばれることも多いです。
ただし、最近では「女性も筋トレをして理想の体を作りたい」という人が増えており、目的によってホエイを選ぶ人も増加中。筋トレ女子やボディメイク女子にはホエイ人気も高まっています。
ソイプロテイン・ホエイプロテインを選ぶときの注意点

プロテインを選ぶとき、「味が好みだから」「有名だから」だけで選んでいませんか?
実は、プロテインの効果や体への負担は、成分や添加物によって大きく変わります。ここでは、購入前にしっかりチェックしておきたい2つの重要ポイントをご紹介します。成分表示でチェックすべきポイント
まず注目すべきは、パッケージ裏などに記載されている「栄養成分表示」です。特に見てほしいのは以下の3つ。
- たんぱく質含有量(PFCバランス)
→ 1食あたりのたんぱく質量が15g以上あるかをチェック。中には炭水化物が多くて「プロテインっぽいけど実はたんぱく質が少ない」商品もあるので注意。 - 糖質・脂質の量
→ ダイエット目的なら低糖質・低脂質タイプを選ぶのが◎。特に、ホエイは甘めの商品が多いので「糖質10g以上」など高めな場合も。 - 原材料の種類
→ ホエイには「WPC」「WPI」などの種類があり、**乳糖が気になる人はWPI(アイソレート)**を選ぶのがおすすめ。ソイは「非遺伝子組み換え大豆」使用かどうかも見ておくと安心です。
人工甘味料・添加物の有無も確認しよう
飲みやすさを重視するあまり、人工甘味料や香料、保存料が多く使われているプロテインも少なくありません。とくに毎日飲み続けるなら、できるだけ自然な成分で作られているものを選ぶと◎。
注意したい添加物の例:
- スクラロース、アセスルファムK:甘さは強いが、人によってはお腹が緩くなったり、体調に影響が出ることも。
- 香料・着色料:不要な添加物が多いと、体に余計な負担がかかる可能性も。
最近では「無添加プロテイン」や「オーガニック・ナチュラル系プロテイン」も増えているので、そうした選択肢も検討してみてください。
まとめ:成分と品質を見て、長く続けられるプロテインを選ぼう
見た目や味の好みだけで選ぶと、効果が薄かったり体に合わなかったりすることもあります。プロテインは毎日飲むものだからこそ、「たんぱく質量」「糖質・脂質のバランス」「添加物の有無」をしっかり確認し、自分の体に合ったものを選ぶことが大切です。
よくある質問(FAQ)

Q. ソイとホエイ、併用してもいい?
A. はい、目的に応じて併用するのはとても効果的です。ソイプロテインとホエイプロテインは、それぞれ吸収スピードや成分が異なるため、使い分けることでより高い効果が期待できます。
たとえば:
- 朝や運動後は吸収が早いホエイ
- 間食代わりや夜は満腹感が続くソイ
というように、タイミングで使い分けるのが◎。自分のライフスタイルに合わせて、柔軟に取り入れてみてください。
Q. 毎日飲んでも大丈夫?
A. 問題ありません。ただし「摂りすぎ」には注意しましょう。プロテインは「栄養補助食品」なので、毎日飲んでも健康への悪影響は基本的にありません。むしろ、たんぱく質が不足しがちな現代人にとって、毎日のプロテイン習慣はプラスになります。
ただし注意点としては:
- 食事と合わせて**1日のたんぱく質摂取量(体重×1〜2g)**を超えすぎないこと
- 水分をしっかり摂ること(腎臓への負担を避けるため)
「食事+プロテインでちょうどよく補う」イメージを持つと良いでしょう。
Q. プロテインを飲むベストなタイミングは?
A. 目的によってベストタイミングは変わります。【筋トレ・運動する人】
→ 運動後30分以内がベスト(「ゴールデンタイム」と呼ばれる吸収効率の高い時間)【ダイエットや美容目的】
→ 朝食代わりや間食・就寝前など、空腹を感じるタイミングでの摂取がおすすめ
満腹感をサポートし、余計な間食を防げます。目的に応じて、1日1〜2回、自分の生活リズムに合ったタイミングで摂ると効果的です。
まとめ
ソイプロテインとホエイプロテインは、原料や吸収速度、栄養成分、体への影響、味や価格などに大きな違いがあります。筋肉を効率よくつけたいならホエイ、満腹感を持続させ美容や健康を重視するならソイが適しています。どちらもメリットがあるため、目的に応じて上手に使い分けるのが効果的です。選ぶ際は成分表示や添加物の有無もチェックし、体に合った品質の良いプロテインを選ぶことが成功の鍵。毎日の継続が結果につながるので、ライフスタイルに合った飲み方で健康的に理想の体を目指しましょう。
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監修者
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Personal Trainer
TATSUYA KOMURO
小室 達也
高校卒業後、スポーツ専門学校に入学し在学中からモデル等御用達の某恵比寿パーソナルジムでトレーナー活動。その後大手女性専用パーソナルジムに入社しました。
骨格や姿勢、柔軟性等は十人十色です。お客様のご要望から身体状況に応じて最適なトレーニングメニューを構成しております。
身体のバランスを整えながら鍛えて、自分史上最高の身体になりましょう!- 保有資格
- ・健康運動実践指導者
・日本ストレッチ協会認定ストレッチングトレーナーパートナー
・pilates basic instructor
- 得意分野
- ・ダイエット
・姿勢分析、姿勢改善
・肩コリ腰痛改善
- 経歴
- 恵比寿某パーソナルトレーニングジムでトレーナー活動
銀座にある女性専用パーソナルトレーニングジムでトレーナー活動
→一般の方からモデル等のスタイルアップを担当、年間セッション数は1500本以上